コエンザイムQ10大百科

コエンザイムQ10で不妊対策

コエンザイムQ10で不妊対策?

仲のいい夫婦にかわいい赤ちゃん。幸せそうな家族を思い描いてと言われた際に、多くの方が思い起こす絵ではないでしょうか。しかし、晩婚化が進んでいる現在の日本では、心から望んでいるのに、なかなか子宝に恵まれないと悩んでいる方も多くなってきています。

そんな不妊対策にコエンザイムQ10が有効だと注目を集めているのをご存知ですか?美容やアンチエイジングに、高い効果が期待されるとして人気を誇っているコエンザイムQ10。なぜ不妊対策にも高い効果が期待できるのか?詳しいところを見ていきましょう。

コエンザイムQ10の不妊対策は男女どちらにも有効

不妊症。この言葉を聞いた際に、男女どちらが対策をしなければいけないと考えるでしょうか?情報があふれている現在でも、不妊と聞けば女性の問題だと考えている方がまだまだ多いのが現実です。

しかし、妊娠できないという問題は女性だけではなく、男性側に問題があるケースも多く存在します。妊娠の問題なのだから、女性側だけが対策をしなければいけないというわけではなく、男女ともに手を取り合って対策をしていくことが必要となります。

この事実を踏まえたうえで考えた際、コエンザイムQ10は男女どちらの不妊問題に関してもアプローチができる優れものです。不妊以外にも高い効果を期待できる成分なので、日常に取り入れやすいという点でも優秀だと言えるのではないでしょうか。

女性不妊とコエンザイムQ10

ではここからは実際、コエンザイムQ10の何が不妊対策として有効になっているのか、という点を見ていきましょう。

まず一番にあげられる効果が「卵子の老化を防いでくれる」という点。活性酸素による体内の酸化は、放置しておけば老化の一途をたどってしまいます。

しかし、マウスによる実験になりますが、実際にコエンザイムQ10の投与を受けたマウスの卵胞細胞や排卵数が増え、妊娠、出産を迎えることができたという結果が出ています。これは高い抗酸化能力によって、卵子の老化を改善したことによる効果だと考えられています。

次いで、コエンザイムQ10はそのエネルギー生産のサポート効果から、基礎代謝の向上を期待することもできます。女性特有の「冷え」を緩和させることで、妊娠しやすい体へ導いてくれるのではないかと考えられています。

この「冷え」による不妊問題は、明確な根拠があるわけではありませんが、少しでも可能性を上げるための処置だと考えれば、納得がいくのではないでしょうか。

男性不妊とコエンザイムQ10

男性不妊として一番多い症状が、精子の運動率が悪いというもの。体外に射出された精子が卵子にたどり着くために必要なことなので、この運動率が悪いと妊娠しづらい状態だということができます。

この精子の元気がなくなってしまう原因にも、活性酸素による「酸化」を上げることができます。コエンザイムQ10は強力な抗酸化物質なので、長期的にコエンザイムQ10を摂取することで、精子の酸化を抑える効果が期待できるということですね。

実際に、コエンザイムQ10を長期的に摂取することで、精子の運動量の向上、精子の数量が向上したという報告があげられています。

長い目で見て穏やかな気持ちで不妊対策を

男女どちらの赴任対策にも効果が期待できるコエンザイムQ10。しかし、どのような成分でも同じですが、コエンザイムQ10を飲んでいるからすぐに妊娠できるというものではありません。

特にサプリメントなどは、必要な成分や足りない成分を補うことで、体の機能に余裕を持たせてあげるためのもの。少なくとも3か月は継続することを前提としてくださいね。ストレスをためることなく、ゆったりとした気持ちで不妊対策を実行していきましょう。

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